徳山倫子(TOKUYAMA Rinko)


履歴
2011年３月　　　 　　　　　京都大学農学部資源生物科学科卒業
2014年３月　 　　　　　　　京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻修士課程修了
2016年４月−2018年３月　　 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2018年３月　 　　　　　　　京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻攻博士後期課程修了
2018年５月−2019年３月　　 京都大学農学研究科研究員
2019年４月−2022年３月　　 日本学術振興会特別研究員(PD・関西学院大学)
2022年４月−2024年９月　　 京都大学農学研究科研究員
2024年10月より　　 　　　　現職

現在取り組んでいる研究課題
　近代日本における農村の女子教育史
　裁縫を中心とした生活技術に関する歴史研究
　農村女性のリテラシーと書記文化
　近代日本の農村の生活改善に関する研究

主な業績
１．著書
徳山倫子「書記行為から〈女学生〉イメージを再考する――白河高等補習女学校生の日 記帳と佐野高等実践女学校校友会誌を題材に」田中祐介編『日記文化から近代日本を問 う――人々はいかに書き，書かされ，書き遺してきたか』笠間書院，335-364頁，2017 年12月
徳山倫子「昭和初期農村の「模範処女」たちの自己語り――県農会立女学校の生徒・卒 業生作文に見る規範意識と「少女文化」」田中祐介編『無数のひとりが紡ぐ歴史――日 記文化から近現代日本を照射する』文学通信，253-277頁，2022年3月
徳山倫子「農村女性への教育と裁縫――大阪府北部における新制高校定時制分校家庭科 に着目して」足立芳宏編『農業開発の現代史――冷戦下のテクノロジー・辺境地・ジェ ンダー』京都大学学術出版会，317-346頁，2022年7月
徳山倫子「帝国大学期の農学部」京都大学農学部100周年記念事業小委員会『京都大学 農学部百年史』京都大学農学部・農学研究科，3-64頁，2023年11月

２．原著論文
徳山倫子「都市近郊農村における女子初等後教育の展開――大阪府郡部の高等小学校付 設裁縫専修科に着目して」『農業史研究』第49号，72-84頁，2015年3月
徳山倫子「近代日本における女子学校制服の洋装化とセーラー服の普及過程――大阪府 を中心に」『風俗史学』62号，3-27頁，2016年3月
徳山倫子「1930年代の公立職業学校における女子教育――大阪府立佐野高等実践女学校 を中心に」『日本の教育史学』第59集，45-57頁，2016年10月
徳山倫子「近代日本の農村女子教育における歴史研究の意義と課題」『農業および園芸』 第92巻8号，712-722頁，2017年8月
伊藤淳史「史学・経済史学の研究動向」『年報　村落社会研究』第43集、2008年４月、250-262頁
徳山倫子「女子青年学校の設置と就学に関する地域間比較――大阪府における中等学校 への 「昇格」と就学困難地域に着目して」『中等教育史研究』第25号，1-18頁，2018 年4月
徳山倫子「1920-30年代における県農会立女学校の指導理念と教育内容」『農業史研究』 第54号，61-74頁，2020年3月(日本農業史学会奨励賞)
徳山倫子「創設期の新制高等学校分校家庭科における学校受容――大阪府立園芸高等学 校能勢分校における裁縫教育に着目して」『村落社会研究ジャーナル』第28巻第1号， 1-12頁，2021年10月

３．総説，解説等
徳山倫子「新制高校分校家庭科創設期における女子教育の「連続」と「断絶」――大阪 府立園芸高等学校能勢分校を中心に」足立芳宏編『農学・農業技術の比較社会史的研究 ――国家・テクノクラート・地域社会』科学研究費（基盤研究（B））研究成果報告書， 47-57頁，2018年3月
徳山倫子「書評：土井浩嗣『植民地朝鮮の勧農政策』」『史林』第103巻第2号，84-90 頁，2020年3月
徳山倫子「研究動向：近代日本の農業・農村教育に関する歴史研究」『農業と経済』第 86巻第10号，102-105頁，2020年11月
徳山倫子「史学・経済史学の研究動向」『年報 村落社会研究』60集，2024年11月